「なんとなく疲れがとれない」「眠りが浅い」「気持ちが落ち込みやすい…」
そんな心身の不調を感じる方へ。
中国では“1日3粒のナツメで老い知らず”と言われるほど、ナツメ(棗)は美容・健康によいとされる薬膳食材。
今回は市販・ネットで購入できる「ナツメ」の薬膳的効能や、簡単な活用レシピをご紹介します。
目次
ナツメ(棗)とは?
ナツメはクロウメモドキ科の果実で、薬膳や中医学で頻繁に使われる定番食材です。
鉄分・カリウム・食物繊維・ビタミンCが豊富で、美容や冷え・ストレス対策にもぴったり。
乾燥タイプはスーパーの乾物コーナーや、Amazon・楽天などで購入可能です。
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ナツメの薬膳的特徴
【性味】
甘・温
【帰経】
脾・胃
【効能】
補中益気(ほちゅうえっき):消化力・体力を高める
養血安神(ようけつあんしん):血を補い、心を落ち着かせる
緩和薬性(かんわやくせい):他の食材との相性を良くし、胃腸にやさしい
こんな方におすすめ
- 疲れやすく、体がだるい
- 気分が落ち込みやすい、眠りが浅い
- 冷え性や月経不順が気になる
- 美容・アンチエイジングに関心がある
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ナツメの簡単レシピ
ナツメのハチミツ煮

やさしい甘さとふっくら食感が魅力。冷えや疲労回復、美肌ケアにも◎
- 乾燥ナツメ(棗):10粒
- 水:200ml
- はちみつ:大さじ2~3
- レモンスライス:1枚(お好みで)
作り方
- 下準備
ナツメを軽く水洗いし、半分に割って種を取ると煮えやすく、味が染み込みやすい。 - 煮る
小鍋にナツメと水を入れ、中火で10分ほど柔らかくなるまで煮る。 - はちみつを加える
火を弱め、はちみつを加えてさらに5分ほど煮る。 - 仕上げ
お好みでレモンスライスを加えて1分ほど煮て香りをつける。
粗熱を取り、冷蔵庫で冷やすと甘酸っぱくてデザート感アップ。
保存とアレンジ
- はちみつを控えめにして、スープの甘味付けとしても使えます。
- 冷蔵で3日程度保存可能。
- ヨーグルトやトースト、紅茶・ハーブティーに添えると華やかな風味に。
薬膳ポイント
ナツメは 補血・安神(血を補い、気持ちを穏やかにする) の効能があり、はちみつ(潤肺・潤腸)と組み合わせることで、美肌・便秘対策・疲労回復にも役立ちます。
ナツメの取り入れ方いろいろ
- ヨーグルトやお茶にトッピング
- ごはんと一緒に炊いて薬膳ごはんに
- 鍋・スープ・粥にそのまま投入
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まとめ
- ナツメは市販・ネットで手軽に買える薬膳食材
- 性味:甘・温/帰経:脾・胃
- 疲労・冷え・不眠・美容におすすめ
- スープやお粥で簡単に取り入れられる
「体も心もふわっと軽くなりたい」
そんな時に、ナツメを薬膳の入り口としてぜひ試してみてください。