なつめ(大棗)は、薬膳料理でもよく使われる代表的な食材の一つです。
ほんのりとした自然な甘みがあり、スープやお粥、薬膳茶などに加えることで、手軽に薬膳を取り入れることができます。
薬膳では、なつめは「気」と「血」を補い、胃腸を整える食材と考えられています。
そのため、疲れやすいときや食欲がないとき、気持ちを落ち着かせたいときなどに食事に取り入れられることがあります。
この記事では、薬膳の視点からなつめの効能や性味、帰経、食べ方などをわかりやすく紹介します。
なつめとは?どんな食材?
なつめはクロウメモドキ科ナツメ属の植物の果実で、中国では「大棗(たいそう)」と呼ばれています。
乾燥させたものが多く流通しており、薬膳料理では古くから使われてきた食材の一つです。
自然な甘みがあり、スープやお粥、薬膳茶などに加えることで料理にやさしい甘さを加えることができます。
中国では日常的に食べられている食材で、「一日三個のなつめで老いない」といった言葉もあるほど親しまれています。
薬膳から見たなつめの性味と帰経
薬膳では、食材の働きを「性味」と「帰経」で考えます。
性味
性味:甘・温
甘味は体を補い、胃腸を整える働きがあるとされています。
温性の食材で、体をやさしく温める働きがあると考えられています。
帰経
帰経:脾・胃・心
薬膳では脾と胃は消化吸収に関係する臓とされています。
なつめは胃腸を整える食材として、薬膳料理でもよく使われています。
なつめの薬膳効能
薬膳では、なつめには次のような働きがあるとされています。
補気養血(気と血を補う)
なつめは「補気養血」の食材とされ、体のエネルギーを補い、体調を整える食事にも取り入れられます。
健脾益胃(胃腸を整える)
胃腸の働きを助け、消化吸収をサポートすると考えられています。
食欲がないときや体が弱っているときの食事にも使われることがあります。
養血安神(心を落ち着かせる)
薬膳では血は心の安定にも関係すると考えられています。
なつめはリラックスしたいときの食事にも取り入れられることがあります。
なつめの栄養
なつめにはさまざまな栄養が含まれています。
主な栄養成分
- 食物繊維
- カリウム
- 鉄分
- ビタミンB群
- ポリフェノール
これらの栄養が含まれていることから、健康的な食生活を支える食材としても知られています。
なつめはこんな人におすすめ
薬膳では、次のような人に向く食材とされています。
- 疲れやすい
- 胃腸が弱い
- 食欲がない
- リラックスしたい
日々の食事に少量取り入れることで、無理なく薬膳を楽しむことができます。
なつめの1日の摂取量
なつめは食材として広く使われていますが、食べすぎは避け、適量を楽しむことが大切です。
一般的には
1日3〜5個程度
を目安に取り入れることが多いとされています。
乾燥なつめは通販でも購入できます。
おすすめのなつめ
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なつめの食べ方
なつめは乾燥した状態で販売されていることが多く、さまざまな料理に使えます。
スープ
鶏スープや薬膳スープに加えると、やさしい甘みが出ます。
薬膳茶
なつめを煮出すことで、ほんのり甘い薬膳茶になります。
お粥
お粥に入れると、体にやさしい味わいの薬膳粥になります。
煮込み料理
参鶏湯などの料理にもよく使われます。
なつめを料理に使うなら
乾燥なつめを常備しておくと薬膳料理に便利です。
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なつめの簡単薬膳レシピ
なつめ茶

材料
- なつめ
- 水
作り方
なつめを軽くつぶし、水で10分ほど煮出します。
ほんのり甘い薬膳茶になります。
なつめの注意点
なつめは食材として広く使われていますが、甘味が強いため食べすぎには注意が必要です。
薬膳では、消化機能が弱っているときには食べすぎないようにすることが大切とされています。
なつめを毎日の食事に
薬膳というと特別な料理を想像するかもしれませんが、なつめのような食材を日常の食事に少し取り入れるだけでも薬膳の考え方を楽しむことができます。
スープやお粥、薬膳茶など、身近な料理に加えてみてはいかがでしょうか。
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